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2006年03月08日

第79回 テーブルの花

質問 :  本物の花が花瓶にある。

ANDYさんの回答: 先日、NEW大谷ホテルに昼食にいきました。BASICクラスが終了した日には、みんなで昼食会をするのが、学校の恒例です。

クラスの中で学んだことを再確認するにもいい勉強になるのです。 点心弁当はミニ懐石のスタイルで、前菜、お造り、揚げ物、蒸し物など色あざやかに、盛り込まれていますので、生徒たちにも人気があります。 ホテルの三階というのに、ガラスごしには日本庭園が見え、人工の池ですが、なんとなく日本の風景を再現しています。心にくいおもてなしです。 各テーブルには一輪さしの花がかざられています。メニューも季節によっても変化がありうれしいかぎりです。

しかし、一般的には、造花の花が花瓶さされ、テーブルや入り口に飾るレストランも多いようです。これには、経営者の無神経さを表現され、無いほうがましと思うのは私だけでしょうか。 ではどうして、花をかざるにも、本物の花と造花の花では違うのでしょうか。 原価的にも経済的にも、造花のほうが、効率がよく、長持ちをします。 しかし、心を感じないのです。 色彩 人工の色と自然の色とでは はかり知れないほどの違いがあります、また 自然の恵みを感じるがゆえ、その限られた時間の美を演出している花は本当に貴重であり、人の心を癒すのではないでしょうか。 私は料理の中で、よく自然の物を利用します。 石、木、葉、竹 など ちょっと利用するとなんとなく、奥深い料理が演出できるのです。

お寿司を盛り付けるにも、プラスチックのハランを利用するのではなく、笹の葉を利用し、細工きりをし、盛り付けると、紅一点、どの生徒達もその違いを感じるようです。 本物と人工の物 それは 手造りと機械が作る物の違いではないでしょうか。 手造りとは 人の手がつくるのではなく、心が作るのです。 

料理も同じ、機械で作るのではなく、心で作る料理が 最高のおもてなしと教えています。

シェフとしての心得、食べていただきたい、感動を与えたいと心からの思いが料理を造るのではないでしょうか。 だからこそ、心を感じるのです。 

投稿者 admin : 2006年03月08日 05:21

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