2006年01月08日
御茶ノ水
神保町の本屋街久々に神保町の本屋街を中心にぶらぶらしてみた。
このかいわい、古本屋を中心に約150軒の本屋が軒を連ねている。この辺りに、本屋が多く出来たのは、江戸幕府が武芸訓練所として、小川町に設置した講武所(東京大学の前身)や北辰一刀流剣術の玄武館が出来たことにより、文武両道が一か所で学べると、地方から江戸に留学して来る学生が集まり、その学生相手に本を売り始めたのが発祥とされている。
小さい古本屋が多いこのあたりは、バブル期にかけて激しい地上げ攻勢を受けたらしいが、その当時は、めだって本屋が減ったという印象は受けなかった。ところが、今回歩いてみたら、所処店終いした店やアダルトビデオショップやパチンコ屋になっていた店が何軒あった。バブルには対抗出来ても、時代の流れには勝てないのかな。
神保町に来ると立ち寄る本屋は、三省堂の4階の歴史書コーナーと書泉グランデ5階のやはり歴史書コーナーと、地方の出版社専門の本屋アクセス。昔は、この3ヶ所を何往復かして、少ないおこずかいから(今も同じだが)、大好きな、歴史書を買ったものである。今回も欲しい歴史書があったのだが忘年会シーズンを前に、なくなくあきらめた。
御茶の水できれいな風景と言えば、ここから眺める聖橋かニコライ聖堂だろう。御茶の水の由来は、江戸時代この近くの高林寺から、お茶を点てるきれいな湧き水があったというので、地名が御茶の水になった(そのまんま)。ニコライ聖堂は、正式には「日本ハリストス正教会教団復活大大聖堂」って名前だそうです。ちなみに聖橋の下を流れる川は、神田川。
明治大学僕が某大学の経済学部に通っていたのはかれこれ15年前になる。僕が、高校を卒業する時、この明治大学の経済学部と僕のかよっていた経済学部と人気と偏差値は、同じぐらいだった。両校の校風も、東京にある大学にしては、田舎くさいというイメージの大学だった。15年たって、偏差値は、明治大学の方が3ポイントほど上になっている。なぜ明治大学の方の偏差値が上がって某大学は下がったのか。大学の偏差値は、学力だけではなく、人気のバロメーターでもある。人気があがれば、受験者数は、自然とあがり、両方受かった時にも人気のある方を選択するようになる。勉強が出来る学生があつまれば、公務員試験や就職率が上がり、また勉強の出来る学生が集まるという好環境になっていく。明治大学は、教養課程の2年間は、世田谷区の和泉校舎、専門課程の2年間は、この御茶の水にある校舎に通うことが出来る。かたや、某大学は、教養課程2年間、専門課程2年間とも、多摩の山奥に通うことになる。高校生達は、大学を選ぶ時、大学の内容ではなく、4年間都会の校舎に通えるというイメージで学校を選んでいるのだ。ちなみに、僕は附属高校から大学に入学した(普通に受験すると落ちるくらいの偏差値だった)。学生がイメージで学校を選ぶのは、なにも明治大学や某大学だけじゃなく、早稲田大学と慶応大学だって、前はほとんど横並びの大学だったのに、今では、慶応のイメージの方がおしゃれなので、両方受かった生徒は慶応大学を選ぶ学生が多いという。
15年前は、明治大学、日本大学、大学ともに風格のある、古い校舎がいくつか並んでいたが、いまではどれも近代的でおしゃれな校舎(ちなみに某大学の多摩校舎も公営団地のような建物であじもそっけもない)が建ち並んでいる。古本屋街の本屋が減り、ペンシルビルが増え、雨漏りがしそうな校舎がなくなり、新しく出来るお店はチェーン店ばかり。そのうち御茶の水も御茶の水らしくなくなっちゃうのかな。
投稿者 toshi2 : 2006年01月08日 16:50